福祉を頑張る!家具屋さん
こんにちは!
おかだでございます。
昨日に引き続き、今週末に出店される燕市の素敵なお店をご紹介いたします!
今回は「卯八(うはち)家具店」さんを訪問し、お話を伺いました!
卯八家具店さんについて
卯八家具店さんは、遡ること大正時代ごろから続く、地域に親しまれた家具屋さんです。
もともとは建具屋さんで、本業の傍らに家具を扱っていたそうなのですが、昭和に入った頃には家具屋さんとしての認知が高まっていたのだそうです。
実際、訪問している間にも近所の方々との楽し気なやり取りが。
地域密着の人情味溢れる一幕に、都市部で暮らしてきた私はなんとも温かい心地を覚えました。
ポールウォークとは
↑山田隆さん
福祉用具取扱いの資格とポールウォーク指導員の公認免許を所有しています
実は私自身、今回初めて知ったものなので、教えていただきました。
ポールウォークは、見た目・使い方ともにスキーのストックに似ております。
もとはスキー選手の平地トレーニング用につくられた、ノルディックウォークから発展したものです。
緑がノルディックウォーク
白がポールウォーク
長さがこぶし一つ分ほど違い、接地面の形状が違いますね。
これは、トレーニングとしてステッキで地面を蹴り上げるものだったところを、杖として最適なバランスにした為なんです。
実際に使ってみた
歩行補助としての機能はこのような感じです。
・通常の杖と比べて支持点数が4つになるので安定性が高い
・左右対称、均等に体を支えるために筋バランスや猫背の矯正になる
・体重を4点で支えるので負担がより軽い
などなど。
そして若い人や健常者にもフィットネスとして使えるところがあります。
私も実際に使わせてもらったのですが、前からも支えるので背中を丸めたくても逆に難しいんですよね。
デスクワークが多いとついつい猫背になりがちなんですが、これは習慣付けると効果がありそうだと感じました。
あとは4足歩行になったつもりで歩くのですが、上半身にもねじりの動作が加わるので全身が動いているのが分かります。
聞けば体の90%を使うので、通常のウォーキングの1.5倍の効果があるのだということです。
そして、これが結構楽しい(ここ重要)
ん~~、文章から伝わるでしょうか?実際使ってみると良く分かるのですが笑
どうして家具屋で扱ってるの?
今回一番お伝えしたいポイント。
「介護用ベッドとかなら分かるけど、なぜ?」
そんな疑問があったのでお尋ねしたのですが、それには長年地域で親しまれてきたお店ならではの理由がありました。
世はまさに高齢化社会。
御多分に漏れず、こちらでも馴染みのお客さんがお年寄りになってきたのです。
今回教えていただきましたが、人には平均寿命と健康寿命があって、そこにはだいたい10年の開きがあるとの事。
つまり現代人は10年の介護が必要になってしまう可能性が高いのだそうです。
「ならばこれから大切なのは介護だけじゃない!予防だ!!」と考え、取り扱う事になったのです。
「昔からのお付き合いのお客さんの為に、慣れ親しんだこのお店から提供していきたい」
「買ってもらうよりまずは知ってほしい、体験してみてほしい」
そんな想いを持った山田さん、なんとポールウォーク公認指導員の資格も取ってしまったというのですから驚きです。
お話ししていても、「ホントに家具屋さんですか!?」と疑ってしまうほどに福祉や身体にお詳しい面白い方なんです。
この山田さんが、17日に道の駅国上で5回目の体験会を開きますのでぜひ皆さんお越しください!
また、月に一度、分水総合体育館でも体験会を開いております。
すごい・・・。
・・・やっぱり、家具屋さんじゃないですよね!?笑
(そして私も自分と父親の2つ分の購入を真剣に検討中です)